<< Y HOUSE (K/R/H) | main | 有家「蔵めぐり」 >>
かいじゅうたちのいるところ

映画「かいじゅうたちのいるところ」を家族で観に行きました。

かいじゅうたちのいるところ

原作は子供の持っていた絵本で知っていて、実写としてどのように表現してあるか楽しみにしていました・・・。少年マックスやかいじゅうたちは原作に忠実に表現されていましたが、決定的に違うところは、かいじゅうたちに人格が与えられているところ。

「こんな人、近くにいるな」と思える、かいじゅたちのキャラクターが、現実の社会を投影しています。身近に起こる人間関係やコミュニティーのありかた等々・・・。とにかく、かいじゅうたちの人格描写が素晴らしかったと思います。

社会生活の中にあって人間は、経済的なものやその人の性格等によってコミュニティーの中で自分の存在する位置を知らず知らずのうちに自ら決定しています。そして、その自ら決定した場所からなかなか抜け出す事は難しいとも思っています。他人に対しても同様で、この人はこの位置の人だと判断しています。そして、改めて自分の位置を確認しているのです。監督であるスパイク・ジョーンズはこの映画を通して「そんなことの繰り返しで本当にいいの?」と問いかけているのではないかと思いました。当初、監督を断ったと何かの記事で読みましたが、絵本の原作を単純にファンタジーとして翻訳するのではなく、人間が抱える根元的な問題として提起するところは、映像作家としての精神性と相まって、子供よりも大人が観る映画だと思いました。

結局のところ、子供も大人も人間関係の中で生きているということに関しては大して変わらないんだなと改めて気づかされました。40近くになるのに、人と接する事に関してはあまり成長していないと時折感じることがありますからねー(笑)。人間関係においては子供も大人もあまり関係無いのかもしれませんね。

posted by : HIROYA INOUE | Daily Life | 2010.02.08 Monday 08:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.aaid.jp/trackback/1254729
トラックバック